視覚障がいを抱える乳幼児とその家族を支える会「ひよこの会」と連携をスタート!
【PRESS RELEASE】
一般社団法人 世界ゆるスポーツ協会(代表 澤田 智洋、本社 東京都中央区、以下 世界ゆるスポーツ協会)から発足した「世界ゆるミュージック協会」(https://yurumusic.com)は、老若男女、体の不自由な人から健常者まで、誰もがすぐに奏でることができる「ゆる楽器」を使い、みんなでどこでもすぐに合奏できる楽しい音楽の世界をプロデュース。2021年にはトミタ栞を中心としたバンド「ゆるミュージックほぼオールスターズ」(ゆるほぼ)が結成され、大阪・関西万博の「TEAM EXPO 2025」プログラム/共創チャレンジとして、万博応援ソングのリリースやゆる楽器ハッカソンを開催しています。
※参考動画:世界ゆるミュージック協会について https://www.youtube.com/watch?v=jIpjxv5p2vA
そんな世界ゆるミュージック協会がこの度、視覚障がいを抱える乳幼児とその家族を支える会「ひよこの会」と連携をスタートいたしました。その第一弾として2023年7月2日(日)に視覚障がいを抱える子どもや家族向けの新たなイベントを開催。ひよこの会が主催となり、ソニーグループ株式会社、MUSVI株式会社、世界ゆるスポーツ協会、そして世界ゆるミュージック協会の協力のもと実施いたしました。本イベントは洗足学園音楽大学の協力のもと大学内施設を利用して開催され、ひよこの会のメンバーのご家族や日本補助犬情報センターのメンバーなど総勢50名以上が参加。「コツコツ!点字ブロックリレー」、「アフレルアフロ」、「XRキャッチボール」、「ゆる楽器」の3つコンテンツを順番に体験し、最後にはゲストの盲導犬ユーザーでもあるミュージシャンお二人も加わって、全員でゆる楽器を使って「いきなりコンサート」を行いました。
▼「コツコツ!点字ブロックリレー」
チームに分かれて、目隠しをしたらスタート。「GOGOブロック」と「STOPブロック」を判別してゴールを目指し、点字ブロックの大切さを実感しながら、笑顔の溢れる時間となりました。
▼「アフレルアフロ」
小さな柔らかいボールをうろうろ動いているアフロ頭のカゴの中になるべく多く入れる競技を体験しました。声のする方向にボールを投げて、制限時間内にたくさん入れようと、チームで団結して取り組んでいました。
▼「XRキャッチボール」
「XRキャッチボール」とは、音を頼りにしながら仮想のボールをやりとりするバーチャルなキャッチボールです。同一空間内で向き合ってプレーする対面版と、MUSVI株式会社のテレプレゼンスシステム「窓」を用いた遠隔版の両方を体験しました。「窓」のむこうには洗足学園音楽大学のアイドルグループ「MARUKADO」が登場し参加者とのリモートでのキャッチボール体験を盛り上げました。
▼「ゆる楽器」
鼻歌で演奏できるウルトラライトサックスや体を使ってポーズをすることで和音を奏でるハーモニーフラッグなど、4種類のゆる楽器を体験。最初は簡単な打楽器からスタートして、メロディーを演奏したり、コードで伴奏したりとそれぞれが得意な形で演奏を楽しみました。自分で音を奏でられると笑顔になり、楽譜が無くても感覚や動きであっという間に演奏できることの喜びを実感していました。
▼いきなりコンサート
イベントの最後には各々が気に入った楽器を手にして、ゲストとして盲導犬ユーザーのミュージシャンも加わり参加者全員で「幸せなら手をたたこう」を演奏しました。楽譜が読めなくても、演奏経験がなくても演奏出来て、障がいの有無にかかわらずみんなで合奏できたことでコンサートは大盛り上がり。感動の締めくくりとなりました。
※ゲストミュージシャン
大石亜矢子&盲導犬イリーナ (http://ayako-ohishi.net/ )
栗山 龍太&盲導犬アンジー (https://kuriyama.aga-ru.jp/ )
そして参加者からもたくさんのよろこびの声が集まりました。
▼参加者インタビュー、イベントのダイジェスト映像はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/KyeHCesaN8M
今回「ひよこの会」をはじめとした各社の連携によりこのようなイベントの開催が実現しました。今回は参加者の人数を絞っての実施でしたが、たくさんの方に視覚障がい児のことを周知することもひよこの会の活動の狙いです。そして「窓」、ゆるミュージック、ゆるスポーツが子供たちにとってコミュニケーションツールの幅の広がりとなることを今後も目指します。
今後もだれにでも演奏できる「ゆる楽器」を様々開発し、インクルーシブな音楽の世界を目指す世界ゆるミュージック協会の活動にご注目ください。
【主催者コメント:「ひよこの会」代表 今泉梨香】
一年ほど前、家族で参加した世界ゆるミュージック協会のイベントがきっかけでした。視覚障がいがあり楽器の演奏はできない息子でしたが、誰でも簡単に演奏できる楽器とのことで参加しました。参加者の中で障がい児は息子だけでしたが、最後のステージでは障がい関係なく同じステージで演奏者として楽しんでいる姿を見て、ぜひひよこの会の子ども達と一緒にやったら楽しいだろうなと、すべては私の遊び心から皆さんのお力添えでこのような素晴らしい企画ができました。子ども達もサポーターも様々なご縁ができたことを大切につなげていければと思っています。いつか息子のようにステージで発表できたら喜ぶだろうなとも思っております。
【「ひよこの会」について】
神奈川県ライトセンター(横浜市旭区)にあった視覚障害乳幼児と両親への指導と相談を行う「ひよこ教室」の閉鎖に伴い、2013年、「視覚障がいを抱える乳幼児とその家族を支える会 『ひよこの会』」の活動を始める。活動に趣旨としては、視覚障害のある乳幼児やその家族、母親のサポートや交流の場を作ることで育児の孤立化を防ぐ事です。
公式HP:https://hiyokonokai-kanagawa.jimdofree.com/
【「MARUKADO」について】
洗足学園音楽大学・全コースから選抜された、それぞれ個性バラバラの8人組アイドルグループ。一つ一つの音を はっきり演奏するという意味の発想記号(marukato)と、常に形が変化しつづけ、矛盾すらも併せ持つ「丸と角」そこから「MARUKADO」と命名されました。大学4年間という限られた美しく流れゆく時間(青春)を、
みなさんと一緒に全力で奏でます。応援よろしくお願いします!
【MUSVI株式会社について】
「いのちをちかくする」というフィロソフィーを基に、テレプレゼンスシステム「窓」の販売・リース及びコンサルティング、「窓」を使った実空間接続プラットフォーム「MUSVI」の開発・販売及びコンサルティング、テレプレゼンス技術の研究開発及び関連ソリューションを提供している企業です。
公式HP:https://musvi.jp/
【XRキャッチボールについて:ソニーグループ株式会社】
ソニーグループ株式会社のデザイン部門であるクリエイティブセンターが実施したインクルーシブデザインプロジェクトのワークショップで、高校生の頃から徐々に目が見えづらくなった中川テルヒロ氏が、「息子とキャッチボールをしてみたい」と言ったことがきっかけとなり開発した仮想のキャッチボール体験。同一空間内で向き合ってプレーする対面版と、MUSVI株式会社のテレプレゼンスシステム「窓」を用いた遠隔版があります。
※なお、「XRキャッチボール」は7/11(火)より銀座で開催のイベント「パークラボ EXPT.07 キャッチボールは遊びの垣根を越えるのか?」にて体験できます。
※WEBページ:https://www.sonypark.com/mini-program/list/035/
【「コツコツ!点字ブロックリレー」について:世界ゆるスポーツ協会】
「コツコツ!点字ブロックリレー」は目隠しをして、2種類の点字ブロックでできたコースをリレーする競技。
2つのチームに分かれ、お互いにリレーのコースを作りあい、相手が作ったコースを早く走破できたチームが勝ちになります。ブロックは、直進できる「GOGOブロック」と、停止&方向転換が必要な「STOPブロック」の2種類。
2種類のブロックの意味を理解&駆使して、クリアがより難しいコースを作るのがコツです。さぁ、凸凹を足で感じ取って素早くゴールし、点字ブロックの奥深さを体感しましょう!
【「ゆる楽器いきなりコンサート」について:世界ゆるミュージック協会】
だれにでも演奏できすぐに合奏できる「ゆる楽器」を持って集まってきたら「いきなりコンサート」は始まります。音楽の経験がなくても、あつまったみんなが初めまして同士でも大丈夫。「ゆる楽器」を手にしたらあっという間にミュージシャンです。五線譜でない不思議な楽譜を使って、ポーズをしたり鼻歌をうたうだけで即席のコンサートは進んでいきます。音を奏でる楽しさやだれかと合奏することの素晴らしさを届けます!
プレスリリースはこちらから
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000018821.html
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